自分では当たり前に思っていることでも、他の人にとっては特別なことかもしれない。
逆に、自分が憧れていることは、あの人にとっては、日常の風景かもしれない。
いろんな人の“普通”や“特別”を聞いていくことで、何気なく過ごす日々の中で、ふとした幸せに気づくきっかけになれば…
そんな想いでつづるシリーズ企画です。
赤星さんのフツウ
赤星さん 29歳
奈良県出身。
ニシキ醤油では最年少社員で、2016年入社。今は製造部門で充填作業や検品作業を中心に行っています。
人懐っこい性格なので、大人しい人がほとんどの会社の中では、ムードメーカー的存在です。それに、最近結婚したばかりの新婚さんで、インタビューでは幸せオーラが溢れ出ていました。
そんな赤星さんに聞いてみました。
―赤星さんの仕事におけるフツウとは?
『充填ですね。毎日5〜6時間、ほとんどが充填作業です。ひたすら充填をしています。一方で、検品作業もあるので、常に緊張感は持っています。
後は、塩水の調整ですね。醤油の配合や仕込みの時にいるので、大切な仕事の1つです。大量の塩水を決まった塩分濃度にしなくてはいけないので、時間と神経を使う仕事です。』
―逆に、特別に感じることはありますか?
『知らないことを知っていけることかなあ。もともと醤油に興味があって入社したわけじゃなかったのですが、醤油作りは普通に生きていたら経験できないことなので、働いていて、未知の世界である醤油のことをしれることが楽しいです。
最近は、フォークリフトや危険物取扱の免許を取ったりもしました。今度はボイラーや有機JASなどの資格も取る予定です。
仕事ではそれが一番楽しいかな笑』
―プライベートではどうですか?
『この夏に結婚したばかりなので、奥さんとの時間が特別です。帰ったら誰か人がいて、ご飯を一緒に食べるという。慣れてきたらフツウなのかもしれないですが、すごく特別だなと思います。
以前に全国チェーンのカメラ屋さんで働いていたのですが、それもカメラに特段興味があったわけじゃなくて。家から近かったという。。笑
でも、そこでカメラに興味を持って、今も撮っていますし、何より、そこで奥さんと出会ったんです。
もともと好奇心旺盛な性格で、知らないことはやってみたいけど、あまり長続きしないことも多いです。でも、あちこち出かけるのは好きなので、休日はインドアな奥さんを連れ出して出かけています。
でも法隆寺は、ニシキ醤油に入社が決まってから初めて行きました笑近くにいると、当たり前すぎて行かないんですよね。』

アクティブな赤星さん、次はネコカフェに行くそうです。
大きな志や、目標がなくたって、置かれた場所で楽しさを見いだせるのは強さだなと思います。
人生、どこでどうなるかはコントロールできません。だからこそ、とりあえずやってみるの精神でチャレンジすると、そこで素敵な出会いが待っているかもしれませんね。